胆嚢癌備忘録&寛解までの日常

胆嚢癌の疑いと言われて

某サイトで胆嚢癌の質問③

入院中でPCが使えるようになってから某サイトで3回目の質問をしてみました。(有料会員は月に1回質問できます)

 

質問内容(概略)です。

 

最初に検査を受けた病院ではSS進行がん、ステージ2Aでした。
その後、県下では胆嚢癌取り扱い件数NO1の病院に転院し検査結果は、固有筋層に達する癌で恐らく拡大胆嚢摘出術+リンパ節郭清となる可能性が強いと判断されました。ステージも1と下がりました。
腹腔鏡下手術も可能だと説明がありましたが万が一リンパ節の転移などがあり再度開腹手術となるのも嫌でしたので開腹でお願いして5/19無事手術も終わりました。
結果は胆嚢摘出術+リンパ節郭清を行ったとのことです。肝臓について確認しましたら肝臓には触っていないとのことです。術中検査ではリンパ節に転移は認められないとのこと。正式には1か月後の病理検査の結果が出てからの説明になるようです。
手術時間も3時間余り(麻酔の時間もいれると5時間半弱)とのことで、思っていたより軽く済んだのではと安堵するものの、正式な結果が出るまでは落ち着きません。また、この場合本当に開腹手術が必要だったのか、自分で決めたことですがもう少し考えた方がよかったか(今、痛みと闘っているので)先生どの様に思われますか??

 

回答です

 

A先生

現状、胆嚢癌と診断、もしくは胆嚢癌を強く疑う所見があれば開腹手術というのが標準的なアプローチになります。ただ、術前検査で深達度が固有筋層までのものであれば腹腔鏡手術は選択肢となります。
選択としては間違ってはいないですよ。もちろん、胆嚢摘出術となると開腹の傷の大きさに比べて摘出する臓器は小さく、傷の大きさに比して割に合わないような(?)印象を受けるかもしれませんが、妥当な判断と考えます。あとは病理検査ですね。
出るまでは不安かと思いますが、落ち着いて次の外来をお待ちください。

B先生

お書きになった内容をみると、妥当な方針のもとに妥当な治療が行われたように思います。最終の病理所見から、結果的には胆摘術のみでもよかったとなる可能性はあるかもしれませんが、胆嚢の場合、顕微鏡的な深達度の違いはほんのわずかで、それでステージが変わりますが、正確に術前に予測することは難しいです。余裕を持ってリンパ節郭清を行ったのは誤っていないと思います。術後の苦労はおありでしょうが、徐々に良くなっていくと思います。どうぞお大事に。

C先生

胆嚢癌であれば、開腹手術というのが一般的だと思います。結果的には腹腔鏡手術でもできたのかもしれませんが、間違った選択肢ではないと思います。

D先生

ご質問有難うございます。
術前に胆嚢癌、あるいは胆嚢癌が疑われる病変については開腹手術が推奨されます。おっしゃられる通り腹腔鏡下手術を行った場合、術後にリンパ節郭清を要する胆嚢癌と判明した場合、再手術を要することはもちろん、腹膜播種やポートサイト再発(腹腔鏡手術を行うための筒を挿入した腹壁からの再発)が懸念されます。
術中迅速診断は、あくまで暫定的であり、最終診断は術後の病理組織検査に委ねられます。

 
開腹手術で後悔はしていないんですが、傷跡23㎝くらいかな?大きいです。痛いです😿
 
夕方のお散歩で1時間近くかけて2㎞歩きました。
お腹痛いです・・・。ちょっと無理しすぎました。